「親の介護」がきっかけで兄弟げんか

出来事

親の介護がきっかけで、兄弟姉妹の仲が悪くなるのは、よくあることだそうです。つい最近、私も兄と喧嘩しました。

ネットで見つけたのですが、「親の介護」は兄弟姉妹がギスギスする鬼門だそうです。介護の主体になっている人に、

「肉体的、精神的、金銭的に負担がかかってしまう。」

が理由だそうです。

「親の介護」がきっかけで兄弟げんか

 すこし認知症気味になった母に、デイサービスを家族中で勧めていたのですが、「引きこもり」になってしまった母は、頑として首をたてに振りませんでした。

 「引きこもり」を決め込むために、周囲の人間を動かそうとしたので、母からどんどん精神的に周りの人間は離れていきました。

 それがすすみ、足腰も弱くなって自宅で転倒したり、昼夜が逆転して、下の階に住んでいる兄家族や私に夜中に電話してくることが度々ありました。

兄家族も疲労困憊だったと思います。そんな折、母が自宅で転倒して大腿骨を骨折したのをきっかけに、病院を退院後、老人ホームに入居することになったのです。

 兄に聞くと、母は

「老人ホームに絶対、入居したくない。」

とずっと言っていたので、入居の時には

「新しい病院だ。」

といって、いまのところに入居させたそうです。

入居してから

私は、姉、兄、私の3人兄弟姉妹です。

姉は持病を持っているので、付き添いがないと面会できません。私と月1回ぐらい車で、一緒に面会しています。私は姉と一緒に面会に行くほかに一人で行くときもあります。緊急事態宣言の時以外は、兄夫婦兄夫婦は毎週面会に行っていました。

 母が入居したことで、兄夫婦も少しは精神的に楽なったかな、と思ってましたが、やはり中心になっていたのは、兄でした。

 私も入居する前から、

「大変そうだな。」

と思い、ずっと協力してきたつもりでした。

でも、兄たちにとっては、私や姉はお気楽な存在で不公平を感じる存在だったのでしょう。

たまに、どうしても都合がつかない時は、私が変わって母の用事をしてきました。その時、気づいたこととか、

「こうしたら。」

というアドバイスは迷惑らしく、いかにも面倒さそうな、受け答えをされたり、機嫌が悪い時は、大きい声を上げられたりしました。

 「大変そうだから。」

と我慢してきた私ですが、先日、

「限界だ。」

「もう、電話してこないで。」

と兄弟げんかをしました。

まとめ

同じ親、同じ家、同じ環境で価値観も似たようなものを持っていた兄弟が、大人になって、それぞれ家族をもつことで、兄弟よりも優先するべきものができ、価値観が変わってしまうのは、悲しいことです。

私が、あやまればすむ話でもないし、兄が、あやまれば済む話でもありません。

他人ならもう二度と会わなければいいのですが、兄弟はそうはいきません。もしかしたら、大人になって一番、やっかいな存在かもしれません。

母が元気なうちに、いろんなパターンを想定して兄弟姉妹で話し合いをしておくべきでした。

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