一か月ぶりに、姉と一緒に老人ホームに入居している母に面会に行ってきました。前回は、母が入れ歯を嫌がり、よだれを垂らして、何を言っているかわからない様子を見て、ショックを受けましたが、今回は、心して面会に臨みました。
介護疲れの兄夫婦を助けたいが助けられない。
前回、面会に行った時、私と姉で
「入れ歯をしてないから何を言ってるかわからないし、よだれもたれるから、入れ歯を入れるように言って。このままだと、施設で話し相手もできないよ。」
みたいな感じで、気づいたことを兄夫婦に言ったところ、私たちが責めていると誤解されてしまい、険悪な状態になってしまいました。
兄は、母の介護放棄をしていると私や姉に思われたくないためか、何日か後に連絡をしてきました。
「自分たちは、精いっぱいやっている。」
という感じの内容です。
私も姉も責めたつもりもなかったのに、誤解されてしまい、それなりに傷ついてしまったので、母に会いに行く前に、姉と相談して、少し兄夫婦と距離を置くことにしました。
兄夫婦が、一生懸命に母の介護をしてくれているのは、わかっていますし、感謝しています。ですが、今は心に余裕がないというか・・・・。
母が老人ホームに入居した後でも、特に義姉は、私や姉の言葉をまげて解釈するようなので・・・・。
兄夫婦の介護疲れが軽減してくれることを、遠くからでも願っています。
親子関係を見直して、自分の考えを変えようと思う。
前回、緊急事態宣言後、2か月振りに母に面会に行った時、母の状態が悪くなっていたので、落ち込み、悲しんでしまいました。
PTA会長などをやっていた母が、変わってしまった姿を目のあたりにし、動揺していしまったのです。
でも、人間は老化していくのだから、受け入れなければいけません。親子関係を改めて認識しなおす時期が来たのでしょう。
まず、面会に行く前に、自分なりに介護の心得を調べてから行くことにしました。
「ベストではなく、ベターな介護」
ネットで介護の心得を調べていると、こんな言葉を見つけ心に刺さりました。
まず、私が考え直すべきは、介護にはゴールがあることを意識するべきということです。
悲しいけれど、ゴールは死別です。私はここを理解していなかったために、少しでも昔のように母に元気になって欲しいと思ってしまい、「よかれ」と思って兄夫婦にいろいろと母について提案してしまいました。
「入居している近所に、口腔外科の先生がいて、“よだれ”とか”誤飲”のリハビリをしてくれるみたい。私が、車で送り迎えするから、何とか説得して。」
なんて感じです。
でも、ずっと人と会うこと、外出することを嫌がっていた母にとって、負担だし希望もしていないことです。
兄が施設のスタッフの方に相談したところ、
「嫌がる本人に、無理やり入れ歯を入れろと言ってプレッシャー、ストレスをかけることが本人の幸福とは思えない。」
というご意見をもらいました。
「よかれ」と思って、私は無意識に母を支配しようとしていたのでしょう。
介護で疲れきっていた兄夫婦にも、私の「よかれ」が、余計な精神的なプレッシャーを与えてしまいました。
もっと気をつけるべきでした。
まとめ
帰りながら、姉と
「将来、私たちも子供に負担をなるべくかけないように、歯は今からでも、ちゃんと手入れしておかないとねー!」
なんて話しました。
実際、私も息子に、
「骨折されたら僕が困るから、筋トレはちゃんと続けてて。」
と言われています。
母が元気な時に、エンディングノートを書いてもらっていましたが、介護については書いてもらっていませんでした。
今の状態では、母から「誰にどんな介護をどこまで。」と希望を聞くこともできません。
介護で後悔しないために、聞いておけばよかったです。
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