更年期はいつか終わる。
私のホットフラッシュは、なかなか収まる様子はおりません。
20代で摂食障害になったときも、鬱々と早く出口が見つからないものかと、日々を暮らしていました。20代のころは、食べ物が頭から離れなくて、本当に自分のことだけを考えていました。
50代の今では、自分のこと以外に子供の事、旦那の事、親のことなどいろいろ取り巻くものが出てきます。
でも、20代の頃の自分より、今の方が忍耐強く、ずるくなっているので、自分としてはまだマシです。
そうは言っても、人間ですから、
「いつ終わる?」
「あと、どれくらい?」
と考えてはいます。
自力で解決できない場合は、「何とかなる。」と思う。
今の私は、自分の力では解決できないことだらけです。
- 実母は、認知症が始まりだして兄夫婦が手に負えなくなり、老人ホームに入居しました。
でも、「ずっと自宅で過ごしたい。」という本人の意志とは裏腹になってしまい、一向に老人ホー ムになじもうとしません。様子が気になるのですが、緊急事態宣言で面会もできません。
- 息子は、地方大学に進学しました。はやり病が流行しているなか、もしも体調をくずしたら、自分はどういう行動をとればいいか、考えると心配になります。
- 旦那も年齢を重ねてきたため、昔のような体力もなくなり、持病を持っていいます。
- 私も、乳腺に石灰が多いため、年に1回の割合で乳がん検診を受けています。
20代の時とは比べ物にならないくらい、いろんなものを背負っていますが、今の方がまだ、『マシ』と思えるくらい、『自分は山あり谷あり』の人生を送って生きたのだなと思います。
「自力で解決できないのだから、もう流れに逆らってもしょうがない。」
「漢方医の先生に診てもらいはじめたのだから、そのうち何とかなる。」
20代の時は、こんな風には思えませんでした。
更年期障害が治まったら。
自力で解決できないことを、いつまでも考えてもしょうがありません。
今は、更年期障害がおさまったら、どうしたいかを考えてみようと思います。
年齢的に、条件の良い仕事を得ることは考えにくいので、仕事に復帰はまず無理でしょう。
今は、『はやり病』のせいもありますが、人ともっと頻繁に会いたいです。
それも話をして暗い気分にならない人。ネガティブな話をしない人がいいです。
若い時は、その選別がなかなかできなかったのですが、『海千山千』あったせいか、『ぬらり』とかわすことができるようにもなっています。
摂食障害を克服して、ネガティブな考え方をする人とか、自分の気持ちに悪影響を及ぼす可能性がある人かもと、感じられたとき、意識的に自分を守ることができるようになりました。
私にとっては、人間として一つ武器を手に入れたようなものです。
更年期障害になったことで、「無理しない。」という武器を手に入れました。治まったときには、どんな武器を手に入れることができるでしょうか。
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